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ロレックスのクラスプコードとは?その特徴と一覧・注意点を紹介!

ロレックスのクラスプコードとは

実用性に重きを置いた完成度の高いコレクションを多く生み出してきた高級腕時計ブランド、ロレックス。その人気と知名度は他の腕時計ブランドと比べ頭ひとつ抜けており、その需要の高さから中古市場にて定価以上の価格で取引されることも少なくありません。

当記事では、そんなロレックスに関する豆知識として、年式を判別できるクラスプコードについて詳しく解説します。合わせてリファレンスナンバー(型番)についても解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

ロレックスのクラスプコードとは一体?

ロレックス クラスプコード

バックルという別名でも呼ばれるクラスプは、腕時計のブレスレットもしくはベルトに取り付けられている留め具のことを指します。モデルによってはアジャスターやロック機構が搭載されたクラスプを採用しているものもあり、着用感に大きく影響する部品でもあります。

まずは、ロレックスのクラスプに刻まれるクラスプコードについて解説します。

クラスプコードの特徴

ロレックスのクラスプには中央に大きくロレックスのロゴが刻印されており、その横にはステンレススチールであれば「STEELINOX」といった様に、ブレスレットの素材を示す刻印が行われています。この刻印の右に刻まれたアルファベットをクラスプコードと呼びます。

このアルファベットはブレスレットの製造年に合わせて割り振られているため、法則性を把握しておけば腕時計の大体の製造年を判別できるというメリットがあります。ただし、腕時計とブレスレットの製造年は完全にリンクしている訳ではないため、おおよその目安であることを覚えておくべきでしょう。

シリアルナンバーとの違い

クラスプコードと混同しやすいのが、腕時計本体に刻印されるシリアルナンバーです。シリアルナンバーはモデルごとに付けられる識別番号であり、同じモデルであっても違うナンバーが割り振られます。

また、アルファベット(もしくは数字)+6桁の数字で構成されるシリアルナンバーは、クラスプコードと同様に製造年によって決められているため、こちらも法則性を知っておけば製造年のある程度の目安になります。

ただし、シリアルナンバーはクラスプコードと異なり腕時計本体の製造年を示しているため、シリアルナンバーからはブレスレットの製造年を判別できません。

ロレックスのクラスプコードの年式がわかる一覧

ロレックスのクラスプコードに対応する年式は以下の通りになります。

年式 クラスプコード
1976年 A
1977年 B
1978年 C
1979年 D
1980年 E
1981年 F
1982年 G
1983年 H
1984年 I
1985年 J
1986年 K
1987年 L
1988年 M
1989年 N
1990年 O
1991年 P
1992年 Q
1993年 R
1994年 S
1995年 T
1996年 V
1997年 Z
1998年 Z もしくは W
1999年 X
2000年 AB
2001年 DE
2002年 DT
2003年 AD
2004年 CL
2005年 MA
2006年 OP
2007年 EO
2008年 PJ
2009年 LT
2010年 RS
2011年 CP もしくはランダム番号
2012年以降 ランダム番号

ロレックスのクラスプコードにおける注意点

クラスプコード

ロレックスの中古市場では一部の年式のモデルにのみプレミアがつき、他のモデルの数倍近い金額で取引されることも珍しくありません。そのため、製造年を簡単に判別できるクラスプコードは非常に便利な存在と言えます。

しかし、クラスプコードによる製造年判別には注意すべき点もいくつかありますので、ここでまとめて紹介します。

ブレスレット交換で刻印が変わる

ロレックスの正規サービスの利用によってブレスレット交換を行うと、クラスプコードの隣にサービスを意味する「S」の文字が刻印されます。この際、クラスプコードが変更されてしまい、時計本体とブレスレットの製造年数がずれることがあります。

また、公式サービスを利用せずともブレスレットの交換は可能であるため、Sの刻印が無いのに時計本体とブレスレットの製造年数がずれていることもあります。
製造年数をチェックする際には、必ずクラスプコードとシリアルナンバーの両方を確認すべきでしょう。

2011年以降のモデルは年式が判別できない

ロレックスの2010年以降のモデルには、シリアルナンバーに規則性のないランダムな数列が使用されています。それに続き、クラスプコードも2011年以降はランダムな数列が使用されるようになりました。

このランダム数列には製造年に関する法則性が一切存在していないため、一部のモデルを除き、2011年以降に製造されたブレスレットはクラスプコードによる製造年の判別ができなくなっています。

ロレックスのリファレンスナンバー(型番)の見方も知っておこう

続いて、ロレックスのリファレンスナンバーの見方について解説します。型番とも呼ばれるリファレンスナンバーにはモデルに関する多くの情報が含まれているため、見方を知っておけばナンバーを聞くだけでどんなモデルかを知ることができるでしょう。

なお、ここでご紹介するのはあくまで公式発表されていない情報であるため、目安程度にご利用ください。

リファレンスナンバーとは?

ロレックスに関する番号として、シリアルナンバーとクラスプコードの他に、リファレンスナンバーと呼ばれるものがあります。リファレンスナンバーはシリーズごとに共通して付けられるものであり、前述の2つのナンバーと違って同じモデルには同じナンバーが使われます。

また、このナンバーは4〜6桁の数字+アルファベットで構成されていますが、法則性が設けられているため、ケース素材や装飾といった情報を読み取ることができます。

ちなみに、リファレンスナンバーは時計本体にも刻印されており、ブレスレットを外すことで確認できます。

モデル番号(名称)

リファレンスナンバーの最初の3桁もしくは2桁の数字はモデル番号と呼ばれ、コスモグラフ デイトナやGMTマスターといったシリーズの名称を表しています。例を挙げると、デイトジャストには116、サブマリーナーには168という数字が割り振られています。

メンズレディース、ボーイズといった性別や、デイトorノンデイトの区別もしっかりと行われているため、覚えておくと非常に便利な番号と言えるでしょう。

ベゼル形状

モデル番号に続く1桁の数字はベゼルの形状を表しています。ベゼルとは、文字盤の周りを囲むドーナツ状の部品のことを指します。

ロレックスで有名なベゼルデザインといえば、デイトジャストやデイデイトなどで見られるギザギザとした山型のものでしょう。

この形状のベゼルはフルーテッドベゼルと呼ばれ、リファレンスナンバーでは「3」で表現されます。ベゼルのデザインは多種多様であり、人によって好みも分かれるため、自分の好きなベゼル番号を覚えておくとモデル選びに役立つでしょう。

ケース・ブレス素材

ベゼル番号に続く1桁の数字は、ケースおよびブレスレットに使用されている素材によって変わります。例えば、最もスタンダードなステンレススチールモデルには「0」の番号が使われます。

ロレックスからは、プラチナやイエローゴールドといった貴金属のみを使用した金無垢モデルや、それらをステンレスチールと組み合わせたコンビモデル(ロレゾール)など、バリエーション豊富なモデルが登場しています。

この番号を覚えておけば、プラチナとステンレスといった見分けのつきにくい素材の判別にも役立つでしょう。

装飾

リファレンスナンバーの最後のアルファベットは、ベゼルの色やダイヤインデックス、マザーオブパールの文字盤など、腕時計に使われている装飾を表しています。

例えば、非常に人気のあるコスモグラフ デイトナのステンレスモデルは黒ベゼルを備えていますが、リファレンスナンバーのアルファベットには「LN」と表記されています。

ロレックスの装飾は非常に豊富であり、その分アルファベットの種類もかなり多いため、お気に入りの装飾のアルファベットだけでも覚えておくとモデル選びに役立つかもしれません。

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また、保証書や化粧箱といった付属品が不足しているロレックスであっても、しっかりと査定したのちに買取させていただきます。

まとめ

当記事ではロレックスの豆知識として、製造年数を判別できるクラスプコードについて解説しました。

クラスプコードの法則性を知っていれば、そのモデルがオリジナルのブレスレットを備えているかを判断することができます。

ロレックスは、どんなモデルでもオリジナルに近いほどレアとされているので、古いロレックスをお持ちの方は、一度クラスプナンバーとシリアルナンバーから読み取れる製造年数がずれていないか確認してみることをおすすめいたします。

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