ロレックスのペプシはどんなモデル?他モデルの特徴と選び方もチェック!
実用性とデザイン性を兼ね備える完成度の高いコレクションを多くリリースし、世界中で高い評価を受ける腕時計ブランド、ロレックス。
その代表的なコレクションには、コスモグラフ デイトナやデイトジャストといった超有名なコレクションが揃っています。
さて、当記事ではそんなロレックスのコレクションから、人気プロフェッショナルウォッチであるGMTマスターⅡをピックアップ。特に人気のある「ペプシ」というモデルについて詳しく解説します。
目次
ロレックス ペプシとは?
まずは、ロレックスのペプシとはどんなモデルであるかについて詳しく解説していきます。
このペプシモデルはGMTマスターを代表する人気モデルであり、GMTマスターといえばこのモデルを想定する人も少なくありません。
ちなみに、このペプシという名前はペットネームと呼ばれるもので、人気モデルに付けられる愛称のことを指します。
ペプシはGMTマスターのカラーパターンの一種
ペプシとは、ロレックスの人気モデルであるGMTマスターからラインナップされている、一種のカラーパターンを指します。
24時間表示が記された回転ベゼルの上半分が赤、下半分が青色になっており、ペプシコーラを想起させるそのカラーリングからペプシというペットネームが名付けられました。
このツートンカラーには24時間表示の昼夜を区別する役割が与えられており、鮮やかな赤と青はGMTマスターに一層のカジュアルな印象を与えています。
カラーパターンは他にもある
GMTマスターでは、ペプシ以外にも人気のカラーパターンが登場しています。
赤と黒の組み合わせはコーク、青と黒はバットマン、茶色のダイアルに金色のベゼルを組み合わせたモデルはルートビアといった具合に、それぞれのカラーリングごとにペットネームが付けられているので、一度調べてみるのも面白いかもしれません。
なお、これらのペットネームはロレックスが公式に定めているものでは無いので、モデル探しの際は注意してください。
近年ペプシの価格は上昇傾向にある
登場当初、ペプシモデルはその目立ちやすいカラーリングから敬遠されがちであったため、比較的手頃に手に入るモデルとして扱われていました。
しかし、近年ではカジュアルデザインの腕時計人気が高まっており、GMTマスターもそのツートンベゼルによって注目されるようになりました。
その結果、代表的なツートンカラーであるペプシの価格は上昇傾向にあり、入手が比較的難しい人気モデルのひとつに数えられています。
ペプシが人気のGMTマスターはロレックスの航空モデル
続いて、ペプシがラインナップされるGMTマスターというコレクションについて詳しく解説します。
ロレックスのコレクションはスタンダードなクラシックウォッチと、プロユースを想定したプロフェッショナルウォッチの2つから構成されていますが、GMTマスターは後者のプロフェッショナルウォッチに分類される実用性重視のモデルとなっています。
GMTマスターは航空パイロットのために生まれた
GMTマスターは、航空機のパイロットのために生まれたプロフェッショナルモデルです。
視認性を重視したデザインと、国を跨いで移動する人に向けたGMT機能を有しており、信頼性の高いモデルとして多くの人々に愛用されていました。
24時針と回転ベゼルによって複数のタイムゾーンを盤面に同時表示するGMT機能は、電子機器が発達した現在ではそこまで便利な機能ではありませんが、かつては非常に実用的な機能であったと言えるでしょう。
現在はGMTマスターIIが展開されている
1955年に登場したGMTマスターですが、1982年に大幅なアップデートが加えられた「GMTマスターⅡ」がそのラインナップに加わりました。現在、旧作であるGMTマスターはすでに廃盤となっています。
なお、GMTマスターⅡではGMT機能のアップデートが行われており、回転ベゼルと24時針の両方を調整することで盤面に3つの時間を同時表示できるようになりました。
ちなみに、ペプシカラーはGMTマスター、GMTマスターⅡの両方でリリースされています。
GMTマスターIIにはどんなモデルがある?
ここでは、GMTマスターⅡのステンレススティールモデルを4本ピックアップしてご紹介します。
これらのモデルは現在中古市場で人気の高いコレクションであり、精度や機能性を重視するのであればまず選択肢に入るモデルと言えるでしょう。
それぞれカラーリングや特徴が様々ですので、自分好みのモデルを探してみてください。
ロレックス GMTマスターII Ref.126710BLRO
こちらのRef.126710BLROは、2018年に登場したばかりの最新ペプシモデルです。
それまで、ペプシカラーを採用したステンレススティールモデルはラインナップに無かったため、本作の登場は多くのファン達に歓迎されることとなりました。
ブレスレットはジュビリーもしくはオイスターを採用しており、高いパワーリザーブと精度を備える最新ムーブメントであるCal.3285を搭載したハイスペックなサブマリーナーとなっています。
ロレックス GMTマスターII Ref.126710BLNR
前項のペプシモデル登場の翌年にリリースされたのが、このRef.126710BLNRです。
青と黒のツートンカラーを採用した、通称「バットマン」と呼ばれるカラーリングを採用しており、現行モデルでは上記のペプシモデルと並んで人気の高いモデルとなっています。
カラーリング以外の仕様はRef.126710BLROと同様であり、高い実用性とスタイリッシュなデザインが魅力です。
なお、本作もブレスレットはジュビリーとオイスターの2種類が用意されています。
ロレックス GMTマスターII Ref.116710LN
2007〜2019年まで発売されていた、GMTマスターⅡの前世代モデルです。
ツートンカラーでない黒単色のカラーリングを採用したシンプルなデザインを特徴としており、シーンを選ばず着用できるモデルとして高い人気を集めていました。
ムーブメントは従来機であるCal.3186を搭載していますが、その実用性は十分であり、生産終了となった現在でも根強い人気が残るモデルです。
また、本作はセラクロムベゼルを他のモデルに先駆けて採用したモデルとしても有名です。
ロレックス GMTマスターII Ref.116710BLNR
2013年に登場した本作は、GMTマスターシリーズで初めて青黒のベゼルを採用した、いわゆるファーストバットマンモデルです。
ムーブメントはCal.3186を搭載しており、そのスペックは現行機に劣りますが、いまだに中古市場で絶大な人気を誇るモデルとなっています。
前項のRef.116710LNからGMTマスターに採用されるようになったセラクロムベゼルは、その色付けが技術的に難しいとされていましたが、本作はその常識を覆したことで高い注目度を集めたモデルです。
ロレックス GMTマスターIIの選び方
GMTマスターⅡはこれまでに多くのモデルが登場しており、中古市場も含めるとなると購入の際の選択肢は大きく広がります。
ここでは、価格、デザイン、製造年という3つのポイントに分けて、GMTマスターⅡのモデル選びの基準を解説いたします。
自分好みのモデルを選ぶのが一番ですが、決めきれないタイミングなどでぜひお役立てください。
価格で選ぶ
基本ではありますが、価格から腕時計を選ぶのは非常に重要なポイントと言えます。
GMTマスターⅡは人気の高いシリーズであるため、正規販売店での定価購入は難しいとされています。
そのため、購入は中古市場の利用が主となりますが、定価を超える価格が付けられていることがほとんどであるため、中古相場をよく確認して予算にあったモデルを購入する必要があるのです。
なお、投資という目的で、今後も値上がりしそうなモデルを中心に選ぶという方法もあります。
デザインで選ぶ
GMTマスターは他のロレックスには無いツートンカラーという個性を備えており、その分多くのカラーリングやデザインが用意されています。
デザインによって着用できるシーンや相性の良いファッションが変わってきますので、自分のライフスタイルに合わせたデザインを選ぶのもおすすめとです。
例えば、前項でご紹介したRef.116710LNはビジネスシーン、ペプシやバットマンモデルといった目立つモデルはプライベートシーンでの活躍が期待できます。
製造された年代から選ぶ
ロレックスは年代の古いモデルであっても人気が高く、中古市場ではアンティークロレックスというジャンルが設けられるほどになっています。そのため、製造年を基準に古いGMTマスターを選ぶのもおすすめと言えます。
ただし、古いロレックスにはその希少性や仕様からプレミアが付けられているモデルも少なくないため、購入前に相場はしっかりと確認すべきでしょう。
なお、製造年はリファレンスナンバーの桁数から読み取ることができ、6桁は2000年〜、5桁は1980〜2000年代、4桁はそれ以前といった具合に、ある程度の法則が決まっています。
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まとめ
当記事では、GMTマスターの人気バリエーションモデルであるペプシについて、その魅力やおすすめモデルをご紹介しました。
GMTマスターのアイコニックな存在であるペプシはロレックスファン達にとって憧れのカラーリングであり、手にした時の満足度も非常に高いモデルとなっています。是非一度手にとってみてください。