ヴィンテージロレックスのおすすめ9選!選び方や購入時のポイントも紹介
高級腕時計ブームの到来とともに一気にその知名度と人気が高まり、その入手難度の高さから「ロレックスマラソン」という言葉が流行するまでになったロレックス。
一部の人気モデルに関しては定価の数倍で取引されることも珍しくなく、名実ともに世界で最も人気のあるブランドと言えるでしょう。
当記事ではそんなロレックスにおける、おすすめヴィンテージモデルを9つピックアップしてご紹介いたします。モデル選びのポイントも解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ヴィンテージロレックスとはどのような製品を指す?
ヴィンテージロレックスと聞くと大昔に製造されたモデルを想像してしまいがちですが、実は明確な定義が設けられているわけではありません。
ただし、一般的に1970年代以前に製造されたモデルを指すことが多く、現在でも非常に多くのコレクションが中古市場で取引されています。
中には、有名人がかつて着用していたものと同型であることや、流通数が少ないなどの理由でプレミアがついているモデルもあり、資産価値としても魅力的なジャンルと言えるでしょう。
価値が高いヴィンテージロレックスの特徴
ヴィンテージロレックスは製造されてから長い年月が経っているため、保存状態によっては同じモデルであってもその価値が大きく異なることも珍しくありません。
また、中には味わい深く経年変化したことでその価値が高くなっているものも存在しています。
ここでは、ヴィンテージモデルにおいて価値に影響しやすいポイントをご紹介いたします。ご購入・売却の際はぜひ参考にしてみてください。
生産当初の状態を維持しているもの
ヴィンテージロレックスでは、針や文字盤、ケースといった細かなディテール違いで価値が大きく変わることがあり、製造当時の状態に近いモデルほどその価値が高いとされています。
そして、修理やオーバーホールといったロレックス公式サービスの利用によって、オリジナルパーツが最新パーツへと交換され、その価値が落ちてしまうケースも存在しています。
そのため、ヴィンテージロレックスをメンテナンスする際は、民間修理業者への依頼が基本となっているのです。
状態が良いもの
当然のことながら、ヴィンテージロレックスは保存状態の良いものほど高い価値が付けられやすいです。
保管環境や外装の劣化状況、キズ、破損の有無など、多くの評価基準が存在しており、状態によって大きく価値に差が出ることも珍しくないため、丁寧な扱いが最も重要となります。
加えて、現代時計のような防水性や耐磁性が備わっていない場合や、備わっていても劣化によってその性能が失われていることもあるため、水濡れ、磁気帯びにも気を付ける必要があります。
経年変化によって味わいが出ているもの
ヴィンテージロレックスでは、製造されてから長い年月が経ったことで経年劣化が起こり、文字盤やインデックスにひび割れや変色などが見られるモデルもあります。
中でも、味わい深く変色しているものや、模様のようにひび割れしているものは希少でプレミアが付きやすく、高額で取引されることも珍しくありません。
有名なものでは、鏡のように変色したミラーダイアルや、蜘蛛の巣のようにひび割れているスパイダーダイアルなどが挙げられます。
流通数が少なく希少なもの
上記の特徴にも共通するポイントですが、流通量が少ない希少モデルほどその価値は高くなりやすいです。
特にすぐに製造終了となったモデルや、短い期間でマイナーチェンジが行われた個体、限定生産モデルなどはプレミアが付きやすい傾向にあります。
また、ロレックスはこれまでに有名ブランドとのコラボモデルを何度もリリースしており、「ダブルネーム」と呼ばれるそれらは、その希少性の高さから極めて高値で取引されています。
ヴィンテージロレックスのおすすめ製品9選
ここでは、ヴィンテージロレックスに対してご興味を持たれた方に向けて、おすすめモデルを9本ピックアップしてご紹介いたします。なお、ここでご紹介するモデル以外にもヴィンテージロレックスには人気モデルが多く登場しています。
色々なモデルやカラーリングを比較検討して、ぜひ自分好みの一本を探してみてください。
デイトナ(Ref. 6263/6265)
デイトナは、ロレックスを代表するスポーツモデルのひとつであり、「ロレックスの王様」と呼ばれることもあるほど人気の高いクロノグラフモデルです。
このRef. 6263/6265はそんなデイトナのヴィンテージモデルにおける憧れの存在であり、手巻きデイトナの最終型として広く知られています。
20年以上製造されたロングセラーモデルですが、中でも俳優のポール・ニューマンが着用していたものは希少性・知名度が極めて高く、ヴィンテージロレックスの中でも最高峰の価値を誇っています。
サブマリーナ(Ref. 5513)
ロレックスを代表するダイバーズウォッチであるサブマリーナー。その1964年発売モデルがこのRef.5513です。
現行モデルとそう違わないデザイン性とヴィンテージらしいクラシカルテイストを兼ね備えているのが特徴的で、その流通量の多さによる手に入りやすさも魅力となっています。
なお、30年以上製造された超ロングセラーモデルであるため、多くの仕様違いモデルが存在しています。中にはギルドダイアルやスパイダーダイアルといったプレミアモデルも存在しており、その特別感は無類です。
GMTマスター(Ref. 1675)
GMTマスターは、ふたつのタイムゾーンを同時表示できるGMT機構を搭載した人気スポーツモデルです。このRef. 1675は1960年に登場してから20年近く製造されたロングセラーモデルで、その流通量の多さから現在でも手に入りやすいモデルとなっています。
ベゼルは最も人気の高いペプシカラーをはじめ、多くのバリエーションが登場しており、他のヴィンテージモデルに比べて選ぶ楽しみが多いモデルと言えるでしょう。
エクスプローラーI(Ref. 1016)
探検家に向けて開発されたエクスプローラー1の第3世代モデルです。シンプルなデザインと現行モデル同様の36mm径ケースを採用しており、このRef. 1016で現代まで続くエクスプローラー1のデザインが確立されました。
なお、こちらも20年以上製造されていたロングセラーモデルゆえ、マイナーチェンジが幾度となく行われています。
時刻調整の際に秒針を停止できるハック機能は後期モデルから追加されているため、機能性を重視する人はそちらを購入すべきでしょう。
シードゥエラー(Ref. 1665)
Ref. 1665は、サブマリーナーを超える防水性を持つプロユースモデルとして、1967年に登場したシードゥエラーの初代モデルです。
その開発にはフランスの潜水会社である「コメックス社」が関わっており、当時としては破格であった610mの防水性能を備えています。
また、デイト表示を搭載しながらもサイクロップスレンズを持たない唯一のロレックスとしても有名であり、「赤シード」や「レイルダイヤル」といったプレミア仕様が存在しています。
オイスターパーペチュアルデイトジャスト(Ref.6827)
ロレックスの3大機構を全て備えるアイコニックシリーズ、デイトジャストのヴィンテージモデルです。
1970〜80年代に製造されていたモデルですが、特徴的なフルーテッドベゼルやジュビリーブレスレットは備わっており、デイトジャストの完成度の高さを感じることができます。
ケース径は30mmと男女問わず使いやすいサイズ感で、ステンレスから金無垢までバリエーション豊富な点も魅力のひとつと言えるでしょう。
エアキング(Ref. 5500)
Ref.5500は、「オイスターコレクション」のバリエーションモデルであるエアキングの中で、最も有名とされているヴィンテージモデルです。
発売は1950年代で、現行エアキングと違って非常にシンプルなウォッチフェイスを備えており、比較的安価であることからヴィンテージロレックスのエントリーモデルとしても高い人気を集めています。
ちなみに、30年近く販売されたロングセラーモデルゆえマイナーチェンジが複数回行われており、レア仕様モデルも多数存在しています。
デイトジャスト(Ref. 1625/8)
18Kイエローゴールドを全ての素材に用いた、デイトジャストの金無垢モデルです。両方向回転ベゼルを備えた数少ないデイトジャストであり、いわゆる「サンダーバード」と呼ばれる個体となります。
ベゼルのアラビア数字がエンボス加工になっており、ノーマルのデイトジャストにはない立体感と、エッジの効いたフェイスを特徴としています。また、マットブラックのダイアルもイエローゴールドと相性抜群で、手元に威厳あるエレガンスを演出してくれます。
ミルガウス(Ref. 1019)
ミルガウスは医師や放射性技師など、磁力に囲まれるプロフェッショナルに向けて開発された耐磁ウォッチです。
Ref. 1019は1959年に誕生したその2代目モデルであり、現行モデルに比べてシンプルなデザインと、1000ガウスの耐磁性を特徴としています。
耐磁性の需要が少なかったことから1991年にミルガウス自体が生産中止となってしまいましたが、復活を果たした現在ではこのヴィンテージモデルにも高い人気が集まっています。
ヴィンテージロレックスを選ぶときのおすすめポイント
ヴィンテージロレックスを購入する際は中古販売店の利用が主となりますが、店選びや商品選びの際には考慮すべきポイントが存在しています。ここで詳しくご紹介しますので、購入前に一度ご確認いただけると幸いです。
また、偽物や詐欺など、正規販売店での購入には無い落とし穴もありますので、十分に注意してからご購入されることをお勧めいたします。
信頼できるお店で購入する
ロレックスは、その安定した価値から資産として購入されることもあるほど価値の高い腕時計です。そのため、偽物が非常に多く出回っており、悪質な中古販売業者が偽物を販売していることも十分に考えられます。
加えて、近年ではひと目で偽物と判断できないほど精密なスーパーコピー品も登場しているため、購入の際にはなるべく信頼できる業者を選ぶことが重要と言えます。
他にも、ギャランティや各種証明書が付属しているモデルを選ぶなど、本物であることをしっかりと確認すべきでしょう。
可能な限り実物を確認する
ヴィンテージロレックスは、その状態や経年変化も含めてひとつの商品として扱われます。そのため、購入前には実物をしっかりと確認し、自分の好みに合ったコンディションかどうかを必ず判断すべきでしょう。
また、キズの有無や経年変化の具合、オリジナルの部品がどれだけ使われているかなど、細部まで見ればひとつとして同じヴィンテージロレックスは存在しません。
後悔することがないよう、購入前にはなるべく細かいところまで確認することをお勧めいたします。
ヴィンテージロレックスの価値を維持するためのポイント
お持ちのヴィンテージロレックスの価値を維持するために最も重要なポイントは、ロレックス公式サービスではなく、民間の修理業者によるメンテナンスを利用することです。
公式サービスでは腕時計を正常な状態にするために部品交換が行われることがあり、オリジナルの状態が損なわれることでその価値が下がってしまう可能性があるからです。
また、水濡れにも十分に気をつけるべきです。古いモデルはパッキンの経年劣化によって防水性が損なわれている場合があり、腕時計で最も避けるべき浸水の危険性があります。その他にも破損やキズを防ぐために、大きな衝撃に対しては十分に注意すべきでしょう。
ヴィンテージロレックス探しはカメラのキタムラで
カメラのキタムラでは中古カメラ以外に、中古腕時計の売買も取り扱っております。また、長年のカメラの取り扱いで培った経験とノウハウを活かし、お客様にご満足いただける取引をご提案しております。
以下カメラのキタムラを利用するメリットについてご紹介しますので、ぜひ一度ECサイトでの腕時計購入をご検討くださいませ。
多種多様な中古ロレックスを販売
カメラのキタムラではロレックスの人気・定番モデルから限定モデルまで、多種多様な中古ロレックスを取り扱っております。もちろんヴィンテージロレックスについても取り扱いがございますので、お探しのモデルがある際はぜひ一度キタムラにご相談くださいませ。
また、キタムラのECサイトを利用すれば、商品の検索から購入までを気軽に行えます。ご購入いただいた商品は自宅または店舗でお受け取りいただけますので、お気軽にご利用くださいませ。
現物を確認してから購入できる
カメラのキタムラでは、ECサイトからのご注文でも現物を確認してからご購入いただけます。
ここまでご紹介してきた通り、ヴィンテージロレックスに関してはその風合いや経年変化を確認してから購入すべきです。そのため、ECサイトでヴィンテージロレックスを購入する際はカメラのキタムラのご利用を強くお勧めいたします。
なお、現物確認は店舗受け取りをお選びいただいた場合のみご利用いただけますが、ご購入いただける場合はお取り寄せ費用を請求いたしません。
1年間の保証も付帯
キタムラで腕時計をご購入いただくと、1年間の品質保証が付帯いたします。説明書通りの使用で起こった不具合や自然に発生した故障であれば、全国のキタムラの店舗で補償させていただきます。
なお、修理や交換部品の用意が難しいヴィンテージロレックスに関しては、代替製品との交換対応をさせていただく場合がございます。その際は腕時計の価値が低下してしまう可能性がございますので、あらかじめご了承くださいませ。
まとめ
当記事では、ロレックスの人気ジャンルのひとつであるヴィンテージロレックスについて、その定番モデルや特徴を解説いたしました。現行モデルでは決して味わえない、年季が入ったモデルだけが持つ魅力を、ぜひ一度手にとって体験してみてください。
キタムラECサイトではこのほかにもロレックスのお役立ち情報を発信しております。詳しくは以下のリンクからキタムラECサイトにアクセスしていただけると幸いです。