相場高騰の波に負けない!今こそ中古で手に入れるべきIWC パイロット・ウォッチ

皆様、こんにちは!査定士Wです。
年に一度、あるいは二度の大きなご褒美であるボーナスの時期がやってきました。このチャンスを逃さず、一生を共にできる相棒を手に入れたいと考える方も多いでしょう。
しかし、近年のラグジュアリーウォッチの相場高騰は凄まじく、「憧れの一本」が遠のいていると感じているかもしれません。
ですが、ご安心ください。今回のテーマは、そんな高騰の波に立ち向かう「賢い時計選び」です。
数ある名門の中から、今回は特にその堅牢な作りと、時代に左右されない普遍的な魅力で世界中のファンを魅了するIWCの「パイロット・ウォッチ」に焦点を当てます。
目次
王道の「マーク」シリーズ。廃盤モデルに隠された「未来のプレミア価値」
IWCの「マーク」シリーズは、1948年に英国空軍(RAF)向けに開発されたマーク XIを原点とする、最も歴史と伝統を持つパイロット・ウォッチの王道です。
軍用時計としての高い視認性と耐磁性を継承しながら、民間向けに進化を遂げた廃盤モデルには、現行機にはない独特の魅力とプレミア価値が秘められています。
1.マーク XII (マーク 12)
【特徴】
1994年発表。軍用(マーク XI)から民間機への移行を果たしたモデル。
マーク XIの伝統を受け継ぎながら、自動巻きムーブメントと日付表示を初採用しました。ケースサイズはクラシカルな36mm。
【プレミア要素】
歴史的な転換点: マークシリーズにおける現代的パイロット・ウォッチの確立という歴史的意義が非常に大きい点。
ムーブメントの希少性: 一部モデルには、ジャガー・ルクルト製の高精度ムーブメントがベースとして採用されており、時計ファンからの評価が高いです。
流通量の少なさ: 生産期間が短かったため、状態の良い個体は希少性が高まり、中古市場でプレミア価格が付く傾向にあります。
2.マーク XV (マーク 15)
【特徴】
1999年発表。ケース径が38mmに拡大され、モダンなパイロット・ウォッチとして高い人気を獲得しました。日付窓が大きくなり、視認性も向上。
【プレミア要素】
「デカ厚」以前の絶妙サイズ: 38mmというサイズは、現在のトレンドにおいて「小ぶりでクラシック」と再評価されており、根強いファンがいます。
デザインの完成度: 12時位置の三角形とバーインデックスのバランスが非常に美しく、シンプル・イズ・ベストの傑作と評価されています。
生産終了後の再評価: 後継機(マーク XVI、XVII)でデザイン変更があったため、このマーク XVのデザインを好む層からの需要が高く、中古価格も堅調です。
3.マーク XVI (マーク 16)
【特徴】
2006年発表。ケース径が39mmへ拡大。針の形状がシャープなスタイルに変更され、全体的にスタイリッシュな印象となりました。
【プレミア要素】
モダンデザインの始まり: IWCが他のコレクションと歩調を合わせ、より現代的な解釈を強めた初期のモデルであり、クラシックとモダンの過渡期のモデルとして独自の立ち位置にあります。
短針の「ブレゲ針」的デザイン: 採用された剣針が、一部のヴィンテージIWCの要素を彷彿とさせ、特定のファンに好まれています。
4.マーク XVII (マーク 17)
【特徴】
2012年発表。ケース径が41mmとシリーズ史上最大(当時)に拡大。最大の特徴は、扇形(トライアングル型)に開かれた特徴的な日付窓です。
【プレミア要素】
「異端児」ゆえの限定性: わずか4年で生産終了となった扇形の日付窓は、歴代マークシリーズの中で最も個性的なデザインです。
この個性の強さが、逆に「マーク XVIIにしか出せない魅力」として、コアなファンからの支持を集め、将来的なプレミア化の可能性を秘めています。
パイロット・ウォッチとしての視認性追求: 41mmというサイズは、純粋にパイロット・ウォッチとしての視認性を極限まで高めた時代の象徴であり、価値があります。
中古でマークシリーズを狙う「未来のプレミア」戦略
廃盤マークシリーズが持つ未来のプレミア価値は、「オリジナルのデザインコードの継承度」と「特定のデザインの希少性」によって左右されます。
マーク XIIやマーク XVは、クラシックなデザインの完成度が高く、普遍的な需要に支えられています。
マーク XVIIのような個性的なモデルは、現行機ではあり得ないデザイン的な特異性が、将来的に熱狂的な需要を生む可能性があります。
相場高騰の今だからこそ、中古市場でこれらの名機を適正価格で見つけ出し、長期的な価値の恩恵を受けられるチャンスです。
パイロットウォッチ マークXVI ブラック IW325504

「マーク XVI」は、王道のマークシリーズがモダンへと進化を遂げた過渡期の名作です。
ケース径は39mmと絶妙なサイズ感で、現行モデルにはないシャープな針とインデックスの配置が、都会的で洗練された印象を与えます。
耐磁性軟鉄製インナーケースなどのプロ仕様の機能はそのままに、日常使いしやすいサイズとデザインが魅力。
廃盤モデルのため、現行機にはない希少性があり、「初めてのIWC」から「通好みのセカンドウォッチ」まで、幅広い層におすすめできる一本です。
こんな方におすすめ
1. 流行に左右されない「39mm径」を求める方
近年の大型化トレンドに飽き足らず、クラシックとモダンが調和した絶妙なサイズ感を重視する方に最適です。
2. ビジネスでの使用を前提とした堅実な時計を探している方
IWCらしい硬派なデザインでありながら、シャープな針と上品な光沢感がスーツスタイルに抜群にマッチし、知的な印象を与えます。
3. 将来的に評価が高まる「廃盤モデル」に投資したい方
後継機でデザインが大きく変わったため、この時代のIWCデザインを好むコアなファンからの需要が根強く、資産価値の維持も期待できます。
パイロットウォッチ マークXVIIIプティ・プランス

マーク XVIII プティ・プランスは、IWCのパイロット・ウォッチが持つ硬派な機能美と、作家サン=テグジュペリの代表作『星の王子さま』の詩的な世界観を融合させた人気モデルです。
最大の特徴は、一般的なブラックダイヤルではなく、深みのあるミッドナイト・ブルーのサンレイダイヤルを採用している点。
裏蓋には星の王子さまのエングレービングが施され、所有する喜びを高めています。
クラシックな40mm径、耐磁性、高い視認性を誇り、実用性とストーリー性を両立させた「ロマン」を求める方に最適な一本です。
こんな方におすすめ
1. IWCの硬派な機能美に「遊び心」や「ロマン」を求める方
パイロット・ウォッチの堅牢さを持ちながら、裏蓋の刻印や美しいブルーダイヤルといった特別なディテールを重視する方に。
2. ブルーダイヤルの時計を求めている方
他社のブルーモデルとは一線を画す、IWC独自の深みのあるミッドナイト・ブルーを日常使いしたい方。ビジネスシーンでも浮かない上品な色合いです。
3. 初めての「限定モデル(特別エディション)」を検討している方
通常モデルと比べて希少性が高く、コレクターズアイテムとしての将来的な価値も見込めるため、特別な一本を所有したい入門者におすすめです。
普遍的な「マーク XVI」か、ロマン溢れる「プティ・プランス」か。中古市場で選ぶ「心に響く一本」
1.マーク XVI (IW325504)
歴代マークシリーズの中でも特にバランスが取れた39mmというケースサイズと、シャープな針が特徴。
クラシックなパイロット・ウォッチのデザインコードを最も忠実に、かつモダンに昇華した「一つの完成形」と評価されています。
廃盤機であるため、このサイズ感とデザインを求める層からの需要が落ちず、中古での安定した価値を持っています。
2.マーク XVIII プティ・プランス
IWCのコレクションにおいて、単なる道具以上の「ストーリーと芸術性」を付加した特別モデルの成功例です。
ミッドナイト・ブルーのダイヤルは視覚的な魅力が高く、裏蓋のエングレービングが所有者に向けた特別なメッセージとなります。
現行モデルよりは中古市場に出やすいですが、特別エディションとしての人気が価格を下支えしています。
いかがでしたか?
さて、相場高騰の今、IWC パイロット・ウォッチを中古で手に入れることが、いかに賢明な選択であるかをご理解いただけたかと思います。
マーク XVIの普遍的な完成度を選ぶか、マーク XVIII プティ・プランスのロマン溢れるブルーを選ぶか。どちらも価格以上の価値と、時を超えて愛されるストーリーを内包しています。
ボーナスは、一年頑張ったご自身への「投資」です。この機会に、高騰の波に負けず、あなたの腕元で輝き続ける運命の一本を見つけてください。
中古時計専門店には、今回ご紹介したモデルの他にも、状態の良いIWCの逸品が皆様をお待ちしております。ぜひ店頭で実機を手に取り、その重みと美しさを体感してください。あなたの「フライト」は、もう始まっています。
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