おすすめのアンティークロレックス12選!人気モデルの特徴や魅力を解説
ロレックスは非常にポピュラーな高級腕時計ブランドであり、デイトナやサブマリーナーといった人気モデルがラインナップには挙げられます。中でも、数年に一度リリースされる最新モデルは発売後すぐに品薄が続き、中古市場では定価以上の価格で取引される場合もあります。
その一方で、ロレックスはアンティーク腕時計としても人気を集めていることをご存じでしょうか。ここでは、高級アンティーク腕時計におすすめのロレックスについて、人気モデルの特徴やその魅力を解説します。
目次
高級アンティーク腕時計が欲しいならロレックスがおすすめ!
機械式腕時計は長い歴史を持つアイテムですが、ゼンマイと歯車で針を動かすという根本的な仕組みは現代にも受け継がれています。そのため、長年の使用を見越して設計された腕時計であれば、数十年前のモデルであっても問題なく使うことができます。
ここからは、腕時計の定番ブランドであるロレックスのアンティークについて解説します。
定番ブランド「ロレックス」とは
ロレックスは1905年にロンドンで創業された腕時計ブランドです。精度、防水性といった実用性を追求するその姿勢と卓越したコストパフォーマンスは高い評価を受けており、世界的に見てもトップクラスの知名度と人気を誇ります。定番モデルにはデイトジャストやコスモグラフ デイトナといった一度は聞いたことがあるような腕時計の名前が挙げられるでしょう。
日本では高級腕時計ブームの到来以来、モデルによっては正規販売店で入手困難なほどの品薄状態が続いています。
アンティークロレックスとはどんな時計?
アンティークウォッチの定義はさまざまであり、1900年代初頭の古い懐中時計を指すこともありますが、アンティークロレックスの場合は1970年代〜80年代以前に製造されたモデルを指すことがほとんどです。
その頃には現行のロレックスの初代モデルはほとんど登場していましたが、スカイドゥエラーやヨットマスターⅡ、ディープシーといったモデルのリリースは比較的最近であるため、アンティークロレックスには該当しないので注意しましょう。
アンティークロレックスが人気の理由とは?
アンティーク腕時計には数十年前の技術が使われているため、最新の腕時計と比べるとどうしても敬遠されがちかもしれません。しかし、アンティークロレックスはその中でも別格の人気を誇っており、愛用者が非常に多いブランドとなっています。
その人気の理由には腕時計として優れているという点がまず挙げられますが、他にも以下のような理由が挙げられます。
人とは違う個性的な時計を持てる
ロレックスの現行モデルはすでにその大体のスタイルが確立されており、新しいモデルほど他人とデザインが被りやすくなっています。一方、アンティークロレックスでは現行モデルと異なるデザインのモデルを選べるため他人と被ることが少なく、個性を腕時計に出しやすいのが特徴といえるでしょう。
中古モデルゆえ前所有者によってカスタマイズされていたり、日焼けなどの経年変化の度合いが違っていたりするので、たとえ同じ型番であっても違う風合いが出せるのも魅力となります。
価値が上がりやすい
ロレックスは高級腕時計ブランドの中でも、買い取り額が定価を越える可能性がある数少ないブランドです。これはアンティークロレックスにおいても同様であり、一部の人気モデルや廃盤になってしまった型番は再販の希望が薄いために価値が上がりやすいと言えます。
特に、人気が奮わなかったことを理由に発売後すぐに生産中止となったモデルは、現代での流通量が少ないために高い価格がつけられやすくなっています。
価値が高いおすすめアンティークロレックスの3つの特徴
もちろん、アンティークロレックスの全てのモデルが高値で取り引きされているわけではなく、人気と価値が高いモデルにはそれぞれに共通する特徴があります。デイトジャストやデイトナといったモデルの知名度も人気の理由にはなりますが、腕時計の状態や経年変化の度合い、特別なモデルがどうかも価格に大きく関わってきますので、以下で詳しく解説します。
オリジナルに近い状態にある
ロレックス愛好家たちは基本的にオリジナルのモデルを好みます。そのため、アンティークロレックスにおいてもブレスレットや文字盤などの部品が交換されていない、発売当時の状態がなるべく維持されているモデルほど高値がつきやすくなります。
さらに、ロレックスの腕時計は公式の修理やオーバーホールを利用した際に新しい部品へと交換されることがあり、当時の部品のままのアンティークロレックスが少ないこともその価値の高さに拍車をかけています。
特徴的な経年変化がある
アンティークウォッチは文字盤が日焼けで変色していることがあり、そのヴィンテージ感は魅力の一つに挙げることができます。そして、アンティークロレックスの中にはこの経年変化した文字盤自体に価値がつけられる場合もあります。
特に有名なのは1967年以前に製造されていたミラーダイヤルでしょう。日焼けによって茶色に変色したものをトロピカルダイヤル、塗装がひび割れてクモの巣状になったものをスパイダーダイヤルと呼び、綺麗に色味や模様が出ているものほど高値がつきやすくなっています。
コラボモデル
ロレックスは、長年の歴史の中で多くの有名ブランドとの限定コラボモデルを発売してきました。
その中でも、文字盤にロレックスと他社の両方のロゴが刻まれているモデルは「ダブルネーム」と呼ばれ、流通量が少なく価値が高いためにロレックスファンの間で憧れの存在となっています。
アンティークロレックスでは、ティファニー、カルティエといったジュエリーブランドだけでなく、コカ・コーラやドミノ・ピザといったユニークなダブルネームが登場しています。
おすすめのアンティークロレックス12選を紹介
ここからはアンティークロレックスを選ぶ際におすすめしたい、定番かつ人気のモデルを12本ピックアップして紹介します。現行の型番がなかなか手に入らないモデルであってもアンティークなら比較的容易に手に入る場合もあるので、ぜひロレックス選びの際に選択肢に加えてみてください。また、現行モデルとのデザインの違いを探してみるのも面白いかもしれません。
デイトナ
ロレックスの王様と呼ばれる存在であるデイトナは、アンティークにおいても頭ひとつ抜けた人気を誇るモデルです。これまでに登場したモデルのほとんどにプレミアがついており、アンティークロレックスのブームを作ったモデルといっても過言ではありません。
アンティークモデルでは「ポール・ニューマンモデル」と呼ばれるRef.6263が有名であり、高いものでは数千万円以上の価格が付けられることもあります。
オイスターデイト
オイスターデイトは1960〜87年頃に製造されていた手巻き式のモデルです。34mm径の小ぶりかつ薄めのケースは手首の細い人でも使いやすく、定番であるRef.6694は価格も比較的安いためアンティークロレックスのエントリーモデルにおすすめの一本と言えます。
内部ムーブメントにはロレックスの手巻きムーブメントの傑作と呼ばれるCal.1225が搭載されており、現在でも部品が多く流通しているため修理がしやすい点も魅力となります。
サブマリーナー
ロレックスで初めてダイバーズウォッチとして登場したサブマリーナーは、もちろんアンティークモデルでも高い人気を誇ります。特にノンデイトのRef.5513はスマッシュヒットを叩き出したロングセラーモデルであり、流通量も多いため比較的安価に手に入れることができます。
一方で、長年の製造期間で細かなデザイン変更が何度も実施されているため、生産量が少ないデザインのものはプレミアが付いている可能性があります。よく調べてから購入するのが無難と言えるでしょう。
GMTマスター
2つのタイムゾーンを表示できるGMTマスターは、元はパイロットのために作られた腕時計です。現在では後継機であるGMTマスターⅡが登場していますが、アンティークモデルでは従来機であるGMTマスターが主流になります。
定番とされているのはRef.1675、通称「ペプシ」呼ばれるモデルです。ベゼルに赤と青のツートンカラーが使われているのが特徴で、販売期間が長いことから比較的手に入りやすいモデルとなっています。
デイトジャスト
デイトジャストは0時ちょうどに日付が切り替わるカレンダーを搭載した腕時計です。ロレックスを代表するアイコニックなモデルであるため、アンティークロレックスにおいても高い人気を誇ります。
使いやすいサイズ感やデザインに加えて比較的安い価格帯が魅力であり、初めてのアンティークロレックスにもおすすめのモデルと言えるでしょう。さらに、ケース・ベゼルの素材や文字盤の種類が非常に豊富であることも人気の理由となっています。
デイデイト
デイデイトは日付・曜日表示機能が搭載された腕時計であり、ロレックスのコレクションの中では最高峰に位置するモデルです。そのため現行機は数百万以上の価格で販売されていますが、アンティークモデルは比較的安価で手に入るため意外とコスパの良いモデルとなっています。
その実用性の高さはさることながら、ハイエンドモデルであるためケース素材にゴールドやプラチナといった貴金属が使われており、それだけで高い値段がつけられていることもあります。
ミルガウス
ミルガウスは特に耐磁性に重きをおいて作られた腕時計です。しかし、ミルガウスが初めて登場した時代はその性能が活かされることが少なく、一度生産が終了してしまった過去があります。そのため、アンティークのミルガウスは流通量が非常に少なくなっており、その希少性ゆえに高値が付けられています。
なお、現行のミルガウスはカミナリのような秒針が特徴的なスポーツモデルですが、アンティークモデルには比較的シンプルなデザインが採用されています。
シードゥエラー
シードゥエラーは、ヘリウム脱気栓を搭載するなど、よりプロフェッショナル仕様が追求されたダイバーズウォッチです。その防水性は初代モデルの時点で610m防水を誇り、発売当時の1967年では非常に高水準とされていました。
一方で、初代シードゥエラーは高性能と引き換えにケースが厚いというデメリットを抱えており、それほど人気のないモデルでした。そのためアンティークモデルは流通量が非常に少なく、中古市場で高値が付くことの多いモデルとなっています。
エクスプローラー1
エクスプローラー1は名前の通り探検家に向けて作られた腕時計です。手首の細い人でも使いやすい小ぶりのケースと、並大抵のことでは壊れないその耐久性が魅力であり、カジュアル、スーツにも合わせやすいデザインから愛用者の多いモデルとなっています。
アンティークモデルではロングセラーであるRef.1016が定番と言えるでしょう。流通量が多いために比較的手に入れやすく、現行モデルにも受け継がれる洗練されたデザインが人気を集めています。
エクスプローラー2
エクスプローラー2はエクスプローラー1の上位モデルであり、洞窟探検家に向けて作られた本格派モデルです。エクスプローラー1と違ってGMT機能や幅広のベゼル、リューズガードが採用されており、上位モデルらしく機能性と実用性、タフネスが高められています。
アンティークモデルでは、そのスポーティなデザインとプロフェッショナル向けの仕様が人気を集めており、差し色となっている24時針に赤、黄、オレンジのバリエーションがあります。
エアキング
エアキングはオイスターシリーズの一つの派生モデルとして登場した腕時計です。現行モデルは5秒ごとに大きくミニッツスケールが刻まれており、ダイヤルに「Air-King」とロゴが記されているのが特徴的です。
アンティークモデルではRef.5500が有名でしょう。30年以上製造されていたロングセラーモデルであり、何より非常にリーズナブルな価格が魅力的です。デザインは現在のものとまるで違うシンプルなものになっており、シーンを選ばない便利さが人気を集めています。
スピードキング
スピードキングもオイスターシリーズの派生モデルの一つです。現在では生産されていないモデルであり、手に入れるためにはアンティークモデルを選ぶしかありません。女性にも合わせやすい小振りのケースとヴィンテージ感あふれるデザインが特徴的であり、いかにもアンティークといった風合いが人気の理由となっています。
手巻きのムーブメントにはオイスターデイト同様に名機Cal.1225が採用されており、実用性とメンテナンス性の高さも魅力と言えるでしょう。
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まとめ
当記事ではアンティークロレックスについて、人気の理由やおすすめモデルをご紹介しました。
アンティーウォッチは機能性では現行モデルに劣るかもしれませんが、長い年月が生み出した独特の魅力がある腕時計です。当記事を参考にぜひ自分好みのアンティークロレックスを見つけてみてください。
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