プラチナについて｜プラチナ買取・査定は「カメラのキタムラへ」

プラチナについて

あけましておめでとうございます！
昨年はお世話になりました。
今年もカメラのキタムラをよろしくお願いいたします！

今冬は「カニ」と「いくら」が安く、我が家では毎年恒例で正月には両方食しますが
例年の半額くらいの値段で、同じ量のものを手に入れることができたので、とても満足しています。
ニュースではここ5年では記憶にない安さと報道されていたくらいです。
理由は米国がロシアに対し、水産物の禁輸に踏み切ったことで在庫がだぶつき、日本に割安で流通しているから。
アメリカに行くはずのカニが日本に入ってきているのです。
東京・豊洲市場の10月のズワイガニ1kgの平均取引価格は1012円。2022年の同じ月と比べ、1000円以上値下がりしています。
また、今年の夏に猛暑の影響を受け、高騰した野菜の価格は落ち着き始めています。
10月以降、昼と夜の寒暖差が大きくなり、野菜の生育が安定したことで出荷量が増え、価格が下がってきました。
野菜と「かに」で鍋・・・いいですね！
まだ、寒い日が続くので取り入れるものも暖かいものが良いですね。

さて、今回のお題は
プラチナについてのあれこれ
前回金の話をしましたので、今回はプラチナです！
コロナ渦で、プラチナの割金であるパラジウムが高騰しましたが現在は？
プラチナって、貴金属以外にどのようななものに使われているのか？
など、掘り下げていきます！

プラチナとコロナの関係

1. プラチナ価格の変動：新型コロナウイルスの拡大に伴い、安全資産である金の価格が上昇した一方で、プラチナ価格は「主用途であるディーゼル車向け需要の減少」、「南アフリカランドの下落」を受けて急落しました。
しかし、その後、世界的な経済活動の再開とともにプラチナ価格は回復し、一時は7年ぶりの5,000円台を突破しました。
2. 供給面の影響：新型コロナウイルスの拡大により、プラチナの主要生産国である南アフリカで計画停電が続き、安定した供給への懸念が生じました。
また、南アフリカの鉱山では、新型コロナウイルスの感染拡大により生産が一時的に中断され、その影響でプラチナの供給が大幅に減少しました。
3. 需要面の影響：新型コロナウイルスの拡大により、都市封鎖が行われ、工業用途を主体とするプラチナ需要が大きく減退しました。
しかし、その後、世界的な経済活動の再開とともにプラチナ需要が急速に回復しました。

プラチナの割金「パラジウム」がコロナ渦で高騰した理由

1. 自動車生産の回復：新型コロナウイルスの拡大により、自動車生産が一時的に滞っていました。
しかし、半導体不足の状況が改善され、自動車生産が再開されると、自動車の排気ガスを浄化する触媒として使用されるパラジウムの需要が増加しました。
2. プラチナの代替：パラジウムの価格が高騰した一方で、プラチナは比較的安価でした。
そのため、パラジウムの代替としてプラチナの使用が増え、プラチナの価格も上昇しました。
3. 地政学的なリスク：新型コロナウイルスのパンデミックは、地政学的なリスクを増大させました。
特に、ロシアとウクライナの緊張が高まると、プラチナとパラジウムの主要生産国であるロシアからの供給に対する不安が増大しました。
これにより、プラチナとパラジウムの価格がさらに上昇しました。

プラチナとパラジウムの需要量とは？

プラチナ：プラチナの需要の約4割は自動車触媒に使われます。
また、プラチナは産業用需要や宝飾需要も大きく、それぞれが全体の需要の一部を占めています。
パラジウム：パラジウムの需要の8割が自動車の触媒として使われています。
パラジウムはガソリンエンジンの触媒として主に使用され、その需要は自動車生産の増加に伴い増加しています。

自動車媒体以外のプラチナ需要は？

1. ジュエリー・宝飾品：プラチナは高い純度と美しい白色の輝きから、リングやネックレスなどのジュエリーに広く使用されています。
2. 工業用品：プラチナはパソコンやテレビのハードディスクなど、さまざまな電子機器の部品にも使用されています。
3. 医療器具：プラチナはペースメーカーやカテーテル、抗がん剤の一部など、医療分野でも広く利用されています。
4. 美容分野：プラチナは「白金ナノコロイド」として、美容製品やサプリメントにも使用されています。

自動車媒体以外のパラジウムの需要は？

1. 歯科治療：パラジウムは「銀歯」の素材として使用されています。銀歯は、パラジウム20%・金12%を含む金銀パラジウム合金でできています。
2. 装飾品：パラジウムはジュエリーの素材としても使用されています。特に、プラチナの割り金として使用されることが多いです。
3. 化学反応の触媒：パラジウムは自動車の排気ガス中の有害物質を取り除くための触媒（三元触媒）として使われています。また、有機合成の代表的な反応の触媒としても使用されています。
4. 電気・電子工業用部品：パラジウムは電気・電子部品にも使用されます。使用される場合は、金銀プラチナとの合金にして接点に使ったりコンデンサーの材料に使ったりします。

プラチナとパラジウムの価格はどう変動しているのか？

プラチナ：プラチナの価格は、2020年末から高値を維持してきました。しかし、その後価格が落ち着いてきています。
ロンドン貴金属市場協会（LBMA）の調査によると、今年のプラチナ平均価格は1080.40ドル（昨年960.51ドル）に上昇しました。
パラジウム：パラジウムの価格は、2017年の9月後半から2018年4月にかけてプラチナを上回り、その後大きく開きました。
最大の値差は2020年2月末には1,950ドルまで広がり、プラチナ900ドルに対してパラジウムは2,850ドルまで上昇し、3倍以上の価値になりました。
しかし、その後パラジウムの価格は下落し、現在は約2,000ドル前後です。

プラチナとパラジウムの産地はどこ？

パラジウムの主な産地

1. ロシア：世界のパラジウムの採掘量の約44%
2. 南アフリカ共和国：世界のパラジウムの採掘量の約40%
3. 北米：パラジウムの産地の一つです。
4. カナダ：パラジウムの産地の一つです。
5. ジンバブエ：パラジウムの産地の一つです。
パラジウムは主にプラチナやニッケルなどの副産物として生産されるため、生産量は主産物の産出動向に左右されます。

プラチナの主な産地

1. 南アフリカ共和国：世界一のプラチナ産出国で、世界総産出量の大半を占めています。
2. ロシア：南アフリカに次ぐプラチナ産出国で、世界中での産出量の90%ほどを南アフリカとロシアが占めています。
3. ジンバブエ：プラチナの産地の一つです。
4. 北米：（アメリカとカナダ）
なお、プラチナは単体で採掘されることは珍しく、パラジウムなど他の貴金属やニッケル、銅などと一緒に採掘されるケースがほとんどです。
プラチナを主として産出しているのは南アフリカの鉱山のみで、ロシアではニッケルの、北米ではパラジウムの副産物としてプラチナが採掘されることが多いようです。

プラチナを買う際に注意すべき点とは？

1. 購入時の手数料：プラチナを購入する際は、基本的に各種手数料が発生します。
例えば、プラチナ地金を500g未満で現物購入する場合、販売価格に上乗せされる形で「バーチャージ」と呼ばれる手数料が別途かかってきます。
2. 配当金や利子を受け取れない：プラチナはいくら購入しても、配当金や利子といった定期的な利益（インカムゲイン）を受け取ることはできません。
3. 盗難・紛失の備えが必要：プラチナは貴金属であり、価値が高く、盗難・紛失のリスクが常につきまといます。
そのため、現物購入した場合は、何らかの対策を講じなければなりません。
自宅保管なら金庫が安全ですが、金庫ごと盗難・紛失するケースもあります。
より強固なセキュリティを求めるなら、金融機関の貸金庫に預けて保管するのが安心です。
4. 為替相場の影響を受ける：プラチナ投資は、米ドルで取引されますが、日本で購入する際は円建てとなるので、為替相場の影響を受けやすい傾向があります。
これらの注意点は、損失にかかわる内容なので、きちんと押さえておきましょう。また、投資に関しては自己責任で行うようにしてください。

いかがでしたか？
プラチナの相場まわりについて説明をしました。
2020年のパンデミックを受け異様な相場変動があったことは、世界的にも、私たちの職業にも大きな影響がありました。
もちろん、プラチナ製品をお持ちの方にも影響があったと思います。
今回はそこにフォーカスし、まとめてみました。
それではまた！

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