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クリスマスに!愛の象徴、ルビーについて

クリスマスに!愛の象徴、ルビーについて

クリスマス!愛の象徴!ルビーについて

お世話になっております。
毎年自宅でクリスマスツリーを出してホリデーシーズンを迎えるのですが今年はいつもツリーを立てる場所に夏に新調したスーツケースが鎮座しておりまだ立てることができていません。
今年はコロナの緩和で家族と私も出張が増えましたので都度片付けるのが億劫になり出張からもどったキャリーケースがそのままリビングにスタンバイしている状態です・・・
来月も旅の予定があるので、そのままにしておくかツリーのために片付けるか考えているうちにクリスマスを迎えそうです。

さて、今回のお題は
「クリスマス!愛の象徴!ルビーについて」です。
昭和感漂う石というイメージがあるルビーですが、鉱物ブームやリユース業界が注目されている昨今、リカットやデザインをトレンドに改変して二次流通の宝石がまた生まれ変わる、そんな時代が到来しています。
鉱物というのは限りのある地球の財産です。掘り起こしてしまったら同じ個体というのは存在しません。
さらにそこにカットの技術でその石に命を吹き込みます。
時計は人間が作り足した技術の結晶ですが、鉱物は地球の産物です。

鉱物とは?

地球の地殻や岩石、土壌などに自然に存在する固体物質のことです。
鉱物は、それぞれが独自の物理的・化学的特性を持ち、それによって分類されます。
無機鉱物と有機鉱物に大別され、無機鉱物はさらに元素鉱物、硫化鉱物、酸化鉱物などに分けられます。
有機鉱物は、生物の活動に関係する鉱物で、例えば石炭や琥珀などがあります。
鉱物は、人々の生活に密接に関わっており、金属や宝石、建材などの資源として利用されています。
また、地球の歴史や変遷を知る上でも重要な存在です。
ルビーは有機鉱物ですね!

鉱物の産まれる場所は?

宝石になる鉱物が生まれた場所は大きく3カ所に分類できます。
1.地球表層の深部で結晶するもの、それはダイヤモンドや一部のガーネット、ペリドットです。
2.に地層近くで形成されるもの、オパールやカルセドニー、トルコ石などです。
3.①と②にそれらの地殻で結晶するものがあります。ここではマグマや液体(熱水)・気体(火山ガス)が溶け込んでいた化学成分が
  温度と気圧の低下で個体になることによって鉱物が生まれます。ルビーやトパーズ、ヒスイなどです。

代表的なルビーの産地と特徴について

1.モゴック産のルビー

産地:ミャンマー(旧ビルマ)のモゴック地方にある鉱山です。
モゴック地方は、ミャンマーの旧首都ヤンゴンの北にあるマンダレーから約200km離れたところにあります。
モゴック地方は、ルビーのほかにもサファイアやスピネルなどの宝石が産出される世界有数の宝石産地として知られています。

色: 適度な濃さを持つ赤色で、パープルみのある鮮やかな色味が特徴です。
この色は、紫外線に当たると強い蛍光を発してさらに美しく見えます。
この強い蛍光性が、他の産地にない柔らかな色みを出していると言われています。

内包物: 内包物が少なく透明度が高いものが多いです。
内包物がある場合でも、ルチルニードルによるネスト状シルクや切り株状内包結晶など、美しい効果を生むものがあります。これらの内包物は、ルビーの成長過程や産地の特徴を示すものとして、鑑別の手がかりになります。

価値: 品質の高さから非常に価値が高いです。
特に、ジェムクオリティで大粒のものは少なく、5カラット以上になるとダイヤモンドをはるかに凌ぐ価格になります。
モゴック産のルビーの中でも、最高峰とされるのが「ピジョン・ブラッド」と呼ばれる、鮮やかな赤色に微かな青みがかったものです。
このようなルビーは奇跡的な確率でしか産出されず、非常に希少です。
モゴック産のルビーは、ルビー好きの憧れと言われるほど、魅力的な石です。

2.タイ産のルビー

産地:タイのチャンタブリ地区にある鉱山です。
チャンタブリ地区は、タイの東部に位置し、カンボジアとの国境に近いところにあります。
チャンタブリ地区は、1960年代後半に大量のルビーが発見されました。

色: レッドパープルと呼ばれる赤色に紫みがかった色味が多いです。
この色は、タイ産のルビーに多く含まれる鉄の影響と言われています。
レッドパープルは、小さくカットしても美しい色が引き出せるのもタイ産ルビーの特徴の一部です。

内包物: 内包物が多く透明度が低いものが多いです。
タイ産ルビーの内包物は、黒い点状や線状のものが目立つ印象です。これらの内包物は、価値を下げる要因となっています。

価値: 色や透明度の面でモゴック産のルビーに劣るため、価値が低いとされる可能性があります。
しかし、タイ産のルビーは、1960年代に大量に発見されたことで、宝石市場におけるルビーのシェアを飛躍的に広めました。
70〜80年代のルビージュエリーの多くはタイ産と言われています。
タイ産のルビーは、手頃な価格でルビーを楽しむことができる石として、人気があります。
モゴック産のルビーに比べると色や透明度が劣るものの、その独特の色味や歴史的な背景が魅力的な石です。

3.モザンビーク産のルビー

産地:アフリカ大陸の南東部に位置するモザンビーク
モザンビーク産のルビーは、2008年に発見されて以来、世界各地の市場で最も一般的なルビーとなりました。
モザンビーク産のルビーには、Maninge Nice(マニンゲ ナイス)とMugloto(ムグロト)の主に2つのタイプがあります。
マニンゲ ナイスのルビーは、鮮やかな色、強力な彩度と強い蛍光を有しますが、フラクチャーが多く含まれていることもあります。
ムグロトのルビーは、色調が暗く、蛍光が弱い傾向にありますが、形が分厚く、フラクチャーが少なめです。
ポルトガル語諸国共同体ならびにポルトガル語公用語アフリカ諸国の加盟国となっているモザンビークの文化や歴史にも関係しています。

色: モザンビーク産のルビーは、ミャンマー産のルビーに似た鮮やかな赤色を持つものが多いです。
しかし、ミャンマー産のルビーに比べると少しオレンジの色味を帯びているものが多く、上品さを感じる色味だと言われています。
この色は、モザンビーク産のルビーに含まれるクロムと鉄のバランスによって決まると考えられています。

内包物: 内包物が少なく透明度が高いものが多いです。
内包物がある場合でも、タイ産のルビーに見られるような黒い点状や線状のものではなく、
タンザニア産のルビーに見られるような顕著な双晶面や液体-液膜インクルージョン、ネガティブ・クリスタル、
透明および黒色不透明な結晶インクルージョン、および微小インクルージョンなどが見られます。
これらの内包物は、ルビーの成長過程や産地の特徴を示すものとして、鑑別の手がかりになります。

価値: モザンビーク産のルビーは、その品質の高さから非常に価値が高いです。
特に、ジェムクオリティで大粒のものは少なく、5カラット以上になるとダイヤモンドをはるかに凌ぐ価格になります。
モザンビーク産のルビーの中でも、最高峰とされるのが「ピジョン・ブラッド」と呼ばれる、鮮やかな赤色に微かな青みがかったものです。
このようなルビーは奇跡的な確率でしか産出されず、非常に希少です。

ルビーの石言葉

ルビーの石言葉は、ルビーの美しい赤色から、生命力や情熱、深い愛の象徴とされています。
そのほかに、ルビーの種類や状態によっても変わることがあります。
例えば、スタールビーというルビーの一種は、「常に主役」という石言葉を持っています。
ルビーの石言葉は、ルビーの持つ魅力やパワーを表しています。

ルビーの取扱について

ルビーはダイヤモンドに次ぐ硬度9であるので非常に丈夫な宝石ですが、お手入れをすることでより美しく輝き続けます。

1.柔らかい布で優しく拭く

普段のお手入れとしては、柔らかい布でほこりや汗などを軽くふき取るだけでかまいません。身に着ける前や外した後に行うと良いでしょう。

2.中性洗剤と柔らかいブラシを使用する

少し汚れが気になった場合は、ぬるま湯に中性洗剤を溶かし、その中にルビーを入れて優しくこすり洗いをします。
ブラシは柔らかい歯ブラシなどが適しています。洗剤を洗い流した後は、乾いた布で水分を拭き取ります。

3.超音波洗浄も可能

ルビーは超音波洗浄機にも耐えられるので、専用の機械があればそれを使っても構いません。
ただし、長時間使用するとキズの原因になる場合もあるので、短時間(10分ほど)の使用にとどめましょう。

4.汚れが取れない場合は専門の業者に頼む

自分でお手入れしても汚れが落ちない場合や、キズやひびが入っている場合は、専門の業者にお願いするのが最善です。
半年から1年に一度はプロのクリーニングを受けることをおすすめします。
ルビーは「宝石の女王」とも呼ばれるほど、魅力的な宝石です。お手入れをして、その美しさを長く保ちましょう。

ルビー

いかがでしたか?
今回は、ルビーの産地や特徴についてお話をしました。
少し専門用語が多くて読み物として重たかったかもしれません・・・
次回は専門用語についてやルビーとサファイアの関係性についてもお話ししたいと考えております。
日常的に使用できる宝石としてダイヤ以外にも婚約指輪として贈られることが多かったルビー
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今回はここまで!

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