ロレックスの人気モデル「デイトナ」の魅力と種類を解説!人気の理由が分かる

高級腕時計ブランドとして最高峰の人気と知名度を誇り、完成度の高いコレクションで世界中の人々に評価され続けてきたロレックス。
その信頼性、実用性に重きを置いたコレクションの数々は、長年の愛用に足るスペックが確実に備わっています。
当記事ではそんなロレックスのラインナップの中から、最も人気のあるモデルと言っても差し支えない世界一有名なクロノグラフウォッチ「コスモグラフ デイトナ」について解説いたします。ぜひ最後までご覧ください。
目次
ロレックスのデイトナはどんなモデル?
そもそもクロノグラフとは、腕時計に搭載されるストップウォッチ機能のことを指します。
基本的にリューズの上下にあるボタンを操作することで計測のスタート・ストップ、リセットが行えるようになっており、精密な計測機械が登場するまではモータースポーツの場を中心に非常に実用的な機能とされていました。
コスモグラフ デイトナは、ロレックスが誇る唯一のクロノグラフモデルとなっています。
人気のクロノグラフモデル
デイトナの誕生は1963年のこと。プロのモータースポーツ選手たちに向けて開発された時計であり、実用的なクロノグラフ機能やタキメーター(時速を計測できる機能)を搭載した本格的ツールウォッチとして登場しました。
近年では、勢いを増すロレックス人気に合わせてその人気が爆発的に増加し、ロレックスで最も手に入りにくいモデルのひとつとなっています。
なお、その名前は当時モーターレースが盛んに行われていたフロリダ州のビーチ名に由来します。
実用的でデザインも優れている
デイトナは大人気シリーズであるがゆえに、これまでに何度もデザインのブラッシュアップが行われてきました。
それにより、そのデザインは非常に洗練されており、スポーツウォッチらしからぬエレガンスを漂わせています。
また、デイトナはロレックスの中でも実用性に特に重きを置いたプロフェッショナルウォッチに分類されます。
そのため、機能面においても幾度とないアップデートが行われており、最新モデルにはその時代の最先端の技術がしっかりと反映されています。
デイトナの魅力とは
「ロレックスの王様」と呼ばれるほどの人気を誇るデイトナですが、その人気は他モデルにない多くの魅力によるものと言えます。
ここでは、デイトナが登場から現在まで高い人気を誇り続けている理由について、3つの魅力に分けて解説いたします。
もちろんご存知の方も多いかと存じますが、おさらいの意味も込めてご確認ください。
ロレックスを代表するフラッグシップモデル
冒頭でも説明した通り、デイトナはロレックス唯一のクロノグラフモデルとなっています。
また、ブランドの長い歴史の中でモータースポーツのサポーターを務めてきたロレックスにとって、レーシングと関わりが深いクロノグラフウォッチ「コスモグラフ デイトナ」は、まさしくフラッグシップモデルと呼べるでしょう。
ただでさえ人気の高いブランドであるロレックスのフラッグシップモデルという事実によって、デイトナは他モデルとは一線を画した人気と価値を誇っているのです。
ロレックス唯一にして最高峰のクロノグラフモデル
ロレックスのプロフェッショナルウォッチは厳重な品質管理のもと製造されており、中でもクロノメーター認定をパスする精度や高品質なクロノグラフ機能を備えるデイトナは最先端の技術で製造されています。
そのため、ロレックスの数あるモデルの中でもデイトナは最高峰のモデルであると言えるでしょう。
なお、その複雑な製造工程ゆえに大量製造は困難とされており、最も手に入りにくいモデルと言われるほどその需要と供給が釣り合っていません。
投資先としての価値も高い
先述した通り、デイトナはその生産量が限られており、極めて高い人気に反して正規販売店への供給が非常に少ないことで知られています。
そのため、デイトナは希少性が高く、ここ数年間中古市場での相場は値上がりが続いています。
一方で、この安定した価値は投資対象として非常に魅力的であり、資産価値目当てでデイトナを購入する人も少なくありません。
ちなみに、デイトナの中でもステンレススチールモデルは極めて人気が高く、中古市場では定価の数倍近い価格で取引されています。
ロレックス デイトナの素材の種類
腕時計のケース・ブレスレットに使用される素材は、そのビジュアルや使用感を大きく左右する重要な要素として扱われています。
もちろんロレックスからも、ステンレスや貴金属といった豊富な素材バリエーションが登場しており、それぞれ違った特徴や魅力を備えています。
ここでは、これまでにデイトナに使用されてきた金属素材について解説していきます。
ステンレススチール
最も一般的な腕時計の素材であるステンレススチールですが、ロレックスの現行モデルには「オイスタースチール」と呼ばれる、極めて高品質のものが使用されています。
なお、デイトナのステンレススチールモデルはその使いやすさから他素材に比べて圧倒的な人気を誇っており、最も需要と供給が釣り合っていないモデルと言えるでしょう。
イエローゴールド
イエローゴールドは、純金に銀や銅を混ぜた合金です。
ロレックスではその配合の75%を純金が占める18Kの合金が採用されており、多くのモデルにバリエーションとして使用されています。
いかにもゴールドらしい華美な輝きを放つイエローゴールドは最高峰モデルであるデイトナと相性が良く、中でもコーポレートカラーであるグリーンの文字盤を備えたモデルが人気を集めています。
ロレゾール
腕時計において、ステンレスとゴールドの両方を素材に用いたものをコンビモデルと呼びますが、ロレックスではこれをロレゾールと呼びます。
ベゼルやブレスレットの中心にのみゴールドを配したラグジュアリーに振り切らないデザインは、上品かつスタイリッシュで人気が高く、バリエーションもイエロー、エバーローズ、ホワイトの3種類が登場しています。
プラチナ
プラチナは、ロレックスの中でもラグジュアリーの最高峰に位置するケース素材であり、専用のアイスブルー文字盤が用意されるなど他素材と比べて特別な素材となっています。
デイトナにおいても、このプラチナケースにアイスブルー文字盤を備えたモデルはハイエンドモデルとして扱われており、その人気は他の貴金属モデルと比べ頭ひとつ抜けています。
エバーローズゴールド
エバーローズゴールドはロレックス独自のピンクゴールドです。他のピンクゴールドに比べ経年による劣化が抑えられており、長年使用してもその輝きが失われにくいのが特徴となります。
なお、男性人気より女性人気の方が高いピンクゴールドですが、ロレックスでは多くのメンズモデルにも採用されており、その肌に馴染む柔らかな色合いが高い評価を受けています。
ホワイトゴールド
ホワイトゴールドは純金にパラジウムなどを配合した白いゴールド素材です。
ステンレスやプラチナと見分けがつきにくいのがネックとなりますが、目立ち過ぎずに使えるゴールド素材として確かな需要が存在しています。
ちなみに、デイトナでは区別しやすいよう専用の文字盤が用意されており、現行機ではグレー文字盤がそれに該当します。
ロレックス デイトナの文字盤の種類
ケース素材のご紹介に続き、デイトナに採用されている文字盤について解説します。
ロレックスからは非常に多種多様なカラーリングや素材を使った文字盤が登場しており、もちろんデイトナでも多くの文字盤バリエーションが存在しています。
ここでは、デイトナの中でも人気の高い文字盤をいくつかピックアップしてその特徴や魅力をご紹介します。
アイスブルー
デイトナ誕生50周年を記念し、2013年に登場した冷たい印象のあるライトブルー文字盤です。
前項で紹介したとおりプラチナモデルにのみ採用される特別な文字盤であり、ロレックスにおいては非常にレアな存在となっています。
間違いなくそのステータスとしての魅力は最高峰であり、デイトナの中でも極めて高い人気を誇る文字盤と言えます。
ピンクゴールド
エバーローズゴールド同様に柔らかな輝きを特徴とするサンレイパターンの文字盤です。エバーローズゴールド専用に使われる文字盤であり、肌に馴染む輝きは独自の魅力を備えています。
バリエーションとして、クロノグラフのインダイアルがピンクゴールドのものとブラックのものが登場しています。
シェル
シェル文字盤はマザーオブパールとも呼ばれ、真珠のような特有の輝きが魅力の文字盤です。
現在ではブラックとホワイトのバリエーションがラインナップされていますが、かつてはイエローやピンクといった珍しいカラーリングも登場していました。
エレガントな印象が強く、ダイヤモンドの装飾などと一緒に採用されることが多いです。
メテオライト
独自の幾何学的模様にレッドのアクセントが特徴的なホワイト文字盤です。
メテオライトという名前の通りギベオン隕石がその素材に使われており、その希少性の高さから現在中古市場にて高値で取引されるモデルとなっています。
現在はディスコンとなっていますが、かつてはホワイトゴールドモデル専用の文字盤として扱われていました。
ソーダライト
現在では生産終了となっていますが、かつてデイトナではトルマリンなどの鉱石を使った文字盤も登場していました。
こちらのソーダライトもその一種であり、独自の質感とディテールを持ったブルー文字盤は非常に高い人気を誇っていました。
生産終了モデルゆえ、現在では中古市場のみでしか手に入らないモデルとなっています。
ロレックス デイトナのブレス種類
ロレックスのハイエンドモデルであるデイデイトには、エレガントなプレジデントブレスレットが選ばれるなど、ロレックスではモデルの特徴・タイプに合ったデザインのブレスレットが採用されるようになっています。
ここでは、これまでのデイトナに採用されてきたブレスレットについて詳しく解説します。
オイスターフレックス ブレスレット
オイスターフレックス ブレスレットは、弾力性のあるメタルプレートを人工ラバーで覆ったロレックス独自のブレスレットです。
金属によるしなやかさとラバーの快適な着用感を兼ね備えた最先端のブレスレットであり、プロフェッショナルウォッチであるデイトナにはこれ以上なく当てはまります。
なお、バックルには従来通り使い勝手の良い3つ折れのものが使用されています。
オイスターブレスレット
ロレックスのオイスターケースモデルに採用される、最もオーソドックスなブレスレットです。
平たい3連リンクで構成されており、堅牢性、着用感に優れています。また、汎用性も高く、ロレックスの全てのクラスプを搭載することができます。
1930年代後半に登場し、現在に至るまで多くのモデルに取り付けられてきた信頼性の高いブレスレットと言えるでしょう。
ロレックス デイトナの現行モデルと旧モデルの違い
最後に、デイトナの現行モデル「Ref.116500LN」が、従来モデルからどのように仕様変更されたかを3つのポイントに分けて解説します。
中古市場などでデイトナを購入する際は、その細かなディテールの違いを現物で確認できると思いますので、ぜひ好みのデザインを見つけてみてください。
セラミックベゼルが採用された
デイトナの現行モデルでは、従来のステンレスベゼルからセラミックベゼルへの変更が行われました。
これにより、そのビジュアルから受ける印象が大きく変わっており、よりスポーティなテイストが強調されたと言えます。
このセラミック素材はロレックスが独自開発した「セラクロム」と呼ばれる素材であり、ステンレスに比べ耐傷性、耐食性に優れています。
当初はサブマリーナーなどのダイバーズウォッチを中心に採用されていましたが、このRef.116500LNで初めてデイトナにも採用されました。
ムーブメントの精度基準が変更
現行のデイトナには、ロレックスが設計、製造の全てを手掛けたムーブメント「Cal.4130」が搭載されています。
このムーブメントは2000年に登場しましたが、2016年にロレックスの全モデルが「ロレックス高精度クロノメーター」に準拠するようになったことで、現行機の「Cal.4130」は従来機に搭載されていたものに比べて精度がより研ぎ澄まされています。
これにより、精密な計測機であったデイトナは、現行機でさらなる信頼性を獲得しているのです。
タキメーターの書体が変更
現行モデルではベゼルに記されるタキメーターの書体も、セラミックベゼルの採用によって大きく変更されています。
アラビア数字はより視認性の高いフォントへと変更され、100km/hまでのメモリ表記の細分化など、視認性や機能性の底上げが改善されているのが見て取れます。
また、節目のメモリの下にあったドットも三角形へと変更されているため、過酷なモーターレース中であっても視認性に問題はないでしょう。
ロレックス デイトナを買うなら中古がおすすめ
コスモグラフ デイトナの新品は、他のモデルと同様に正規販売店や並行輸入店で購入することができます。
しかし、そのあまりの人気の高さと供給量の少なさから、新品の購入は極めて難しいと言わざるを得ません。
そのため、もしデイトナをすぐに購入したいのであれば、中古ショップなどで探してみることもおすすめいたします。
中古ショップでは生産終了となったレアなデイトナが購入できることもあるので、ぜひ一度検討してみてください。
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まとめ
当記事では、ロレックスの王様とも呼ばれる人気クロノグラフモデル、「コスモグラフ デイトナ」について詳しく解説いたしました。
一際人気の高いモデルゆえそのバリエーションも非常に豊富であるため、購入の際には自分好みのデザインをしっかりと吟味したいものです。