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金性と刻印の種類とは?|金価格の価値や貴金属の使用上の注意などを解説

金性と刻印の種類とは?

お世話になっております。近頃の時計雑誌の内容が激アツすぎて、買いあさった結果・・・積読状態の査定士Wです。読書の秋ですね、時計関連の書物ももちろん読みますが、最近完読したのは「黄色い家」「三流シェフ」「ハンチバック」、現在進行中なのは「暇と退屈の倫理学」です。
最近はkindleで読書をしがちでしたが、時計関連の書物は基本的に紙で買います。先月蔦屋書店で購入した小説に挟まっていたしおりに「本におかえりなさいませ」と印刷されておりなんだか心にジーンときたものがありました。
「やっぱり本は紙だよな・・・」

さて、今回のお題は「金性と刻印の種類」です。
現在金の高騰が注目されていますが、なぜかご存じですか?
通貨や株式・債券など発行する国や企業の信用をベースに取引される「ペーパー資産」に対し、
金やプラチナというものは「実物資産」です。ブランド時計や不動産もそのたぐいとなります。
ペーパー資産の値動きは発行体の情勢変化に敏感です。破綻すれば価値がなくなる可能性があるのに対し、実物資産が無価値になることはありません。
特に金はペーパー 資産の価値が暴落するような局面では値を上げやすいのが特徴であり
値動きに左右されずにインフレ対策ができることがメリットと言えます。

金価格はなぜ動くのか?

金価格の話をするうえで大きく関係しているのは「為替」です。金を動かすにも「bill」が必要です。
「為替」は、いったいいつどこでどのように決められていると思いますか?
実は世界中のあらゆる場所で24時間取引が行われており、
私が寝ている間にも為替相場は刻々と変化しているのです。
日本時間で一番早く為替が動き出すのはニュージーランドのウェリントン市場で、
5:00頃から取引が始まります。
次いで、シドニー、東京、シンガポール、ドバイ、フランクフルト、ロンドンの順に取引の中心が移っていきます。最後が日本時間の21:00頃から動き出すニューヨーク市場で、翌朝6:00頃まで取引が続きます。
21時から23時のニュースでNY為替市場が放映されるのもこれらが理由です。また、一般的にアメリカの景気が良い時には金が売られてドルが買われます。
一方で、不況時や紛争、テロなどで地政学的リスクが高まった時にリスクの高い株式や金融商品が売られて市中にドルが増えます。その流れが起きることで、ドルから金へと資金が流れてドル建て金価格が値上がりする傾向があります。金とドルの間には一般的にこのような逆相関関係があり、この関係は現在も特に短期的な値動きによく見られます。
現在、世界で起こっている2つの戦争が大きく影響し、「リスクオフ」で金が買われて値上がりの傾向である、というのが大きな理由です。

金性刻印のアレコレ

1.主な規格
規格には、国際的な協力で取り決められる国際規格ISO日本国内で決められている日本工業規格JISなどがあります。
ISO規格は品位を1000分率によって定めています。
日本ではほとんど使いませんが、パラジウム合金も含め
ゴールド、プラチナ、銀の各合金について品位の区分などを定めています。
2.素材の表示
造幣局検定における貴金属製品に品位証明刻印は大変重要です。
品位はカラットまたは1000分率で表示される場合が多いですが
中には「純」や「PURE」「FINE」を材質名に付加する場合もありますが
基本的には証明記号が必ずついています。
写真①のようにPt950と品位証明刻印が施されています。
写真②のように国内で流通している純金(K24)には「純金」の品位証明刻印が施されています。

▼写真①
品位証明刻印

▼写真②
品位証明刻印

3.ホールマークの位置づけ
ホールマークは品位証明記号であり、体系的な品位保証制度を発祥させたイギリスの金匠会館”Goldsmiths’Hall”にちなんだ呼び方です。
1929年に造幣局が国家検定を開始し、国旗をデザインしたマークとともに極印される品位(1000分率表示)は国家検定を象徴しています。
造幣局の品位証明記号は写真①のように日本国旗が施されています。
そして、写真③はイタリアのホールマークです。
数字は業者番号、英字が地域を示しています。
このような国家検定は、イギリス・アメリカ・フランスでは矯正制度ですが日本では任意制度です。
なので、白く輝くダイヤの流通量が国内では多いと言えるでしょう。
メーカーの自社責任でブランド(メーカーや社名)とともに品位を刻印することは任意です。

▼写真③
品位証明刻印

合金のメリットと合金とは?

合金を作る為に加える他の金属は銀・銅・パラジウムなどが使われます。
ゴールドを合金にすることで「色を変えること」ができます。プラチナや銀の合金の色はほとんど変えることができませんが、ゴールドの場合は加える金属の種類・割合によって大幅に色を変えることが可能です。
すなわち、「ホワイトゴールド」「ピンクゴールド」というものです。
プラチナを合金することのメリットは、硬さなどの機械特性を改善し、使用メリットをもたらすことができます。
もっとも定番なプラチナ合金の割り金は「パラジウム」です。今も消息しきれていないですが、パンデミックが起きたとき、流通が世界で滞り半導体不足となり「パラジウム」が高騰しました。

貴金属の使用上の注意

1.貴金属は合金にすることで強度・高度は高めることができますが
基本的にはデリケートなものであるということを認識しましょう。
2.汗・化粧品・ほこりなどを放置すると変色します。
使用後は必ずからぶきをしましょう。
宝石が付いていないものはぬるま湯に中性洗剤を数滴たらした液体で洗うのもよいです。
3.入浴や温泉に注意しましょう
泉質にもよりますが合金の場合銀や銅を合金した金属は
変色する可能性があります。
特に銀は硫黄分に敏感で酸化銀となって変色するので硫黄泉は厳禁です。
市販の入浴剤には安全なものもありますが湯の花のようにとても変色させやすいものまであります。
また、貴金属ジュエリーが黒ずんだり、衣類や着用した場所(首や指)にその汚れが付いたりすることがあります。理由は合金成分などの他の金属が反応してできた錆に寄る場合が多いので日常的な手入れをお勧めします。

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繰り返しになりますが、歴史的に経済不安や政治的不安定な状況が起こると、安全な避難先として需要が高まり、価格も上昇する傾向があるのが金の特長です。金素材の腕時計は、資産としても魅力的ですね。
買取・査定のお申し込みお待ちしております。

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査定士W

お客様の声が見えない分、店舗スタッフと連携を取って査定を行います!私たちの査定に対する熱意がお店のスタッフを通じてお客様に伝わるようにスピーディに、かつ丁寧に対応していきます。

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