バッグメーカーとしての「LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)」について
バッグメーカーとしての LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)
お世話になっております。イルミネーションが開催される時期となりましたね。
表参道やけやき坂といった街頭は11月頭から12月末までが見どころですね。
私のお気に入りは深夜の代官山です。万年助手席担当の査定士Wですが、夫に夜中車を走らせてもらって
イルミネーションシーズンに某所(本屋)へ行くのがひそかな楽しみです。
おすすめは、渋谷から旧山手通りを走っていくと代官山鳳鳴館が右手に見えてきます。大正ロマンあふれるモダンな建物は、暖かい外灯をまとった外観にとてもよく似合うロールスロイスが停まっている風景!
その向かいにはマレーシア大使館公邸があり、こちらも幾何学模様でビッシリと埋まった白い南国調の建物ですが、代官山の街並みに華やかさをもたらしています。
この模様は八芒星、またはルブ・エル・ヒズブと呼ばれてイスラム教の伝統的なシンボルの一つで、「結界スクリーン」と呼ぶそうです。各建物が気になる方はぜひ足を運んでみてくださいね!
さて、今回のお題は前回の続編としまして
「バッグメーカーとしてのルイ・ヴィトン」のお話しをしていこうと思います。
前回のおさらい
1.ルイ・ヴィトンのコンセプトは「旅」、創業者の経験から
2.旅行で使用するトランクが「ルイ・ヴィトン」のはじまり
3.偽物を防ぐためにトランクをオリジナルの柄で覆うことにした
4.初めてデザインした柄は日本の市松模様にインスピレーションを受けた「ダミエ・キャンバス」
5.パリに日本ブームが訪れ、「家紋」から「モノグラム・キャンバス」が誕生
さて、本題にいきましょう!
目次
ココ・シャネルがルイ・ヴィトンにオーダー!
「モノグラム・キャンバス」の誕生でさらに勢いを増したルイ・ヴィトンは、やがてシャネル(CHANEL)のデザイナー、ガブリエル・ココ・シャネルの目に留まり、ブランドに転機が訪れます。
1925年、シャネルは現在「スティーマー」の名前で展開されている旅行バッグを、日常使い用にカスタムでオーダーしました。「スクワイア」の前身となったこのバッグは、後に「アルマ」と改名され、
ココ・シャネルのお墨付きを得て1934年に大量生産が開始。瞬く間にシグネチャーアイテムとなりました
もう一つのアルマへのエピソード
「アルマ」の歴史は、19世紀末に幕を開けました。その原点となったのは、リネンバッグとナイトバッグという質素なポーチでした。2つともシンプルなキャンバス素材で、トランクの引き出しの中を整理するのに使用されていました。1901年、2つのバッグの機能が融合し、「スティーマー・バッグ」が誕生しました。大西洋横断客船の乗客たちの必需品となりました。エレガントな台形のデザインには、目立たないコンパートメントが隠されていて、清潔なリネンと洗濯物を分けて入れることができたのです。
1934年、ガストン-ルイ・ヴィトンは、このスマートで実用的な形をさらに洗練させ、よりコンパクトな「スクワイア」を製作。1955年には世界でもっとも有名な通りの名を冠したバッグとして、さらに洗練され都会的な印象の「シャンゼリゼ」が発表されました。そこから改良を重ねていき、「アルマ」が誕生します。
こちらはルイ・ヴィトン公式にある記録で、どちらのエピソードも旅行用のカバンから、女性がタウンユースするためのシグネチャーアイテムとして進化を遂げた大切な記録です。このアルマという名前は、本店を構えているパリのセーヌ川にかかっている橋のが由来。 ラテン語では「恵み」を意味しています
オードリー・ヘプバーンとルイ・ヴィトン
オードリー・ヘプバーン
ハリウッド黄金時代に活躍した女優で、映画界ならびにファッション界のアイコンとして知らない人はいないと思います。アメリカン・フィルム・インスティチュート(AFI)の「最も偉大な女優50選」では第3位にランクインしており、インターナショナル・ベスト・ドレッサーにも殿堂入りしています。
映画出演作品は27作品(Wiki)、その劇中でヴィトンのトランクや旅行カバンが使用されております。
その中で2作品紹介します。
デビューは
●オードリー・ヘプバーン主演の映画「昼下りの情事」(1957)
この作品ではルイ・ヴィトンのトランクが象徴的に描かれています。
アリアーヌ(オードリー)が恋する年上の大富豪のフラナガン(ゲーリー・クーパー)が泊まっているリッツ・ホテルのスイートルーム。その廊下にはルイ・ヴィトンのトランクが何個も無造作に置かれています。
映画の登場人物がトランクに隠れたり、トランクの蓋が閉まらなかったりなど、
ストーリーを彩る小道具として大活躍するルイ・ヴィトンのトランク。多くの映画で富裕層を描くときに使われています。
次の代表作は、
●金塊を巡る陰謀に未亡人が巻き込まれるサスペンス映画「シャレード」(1969)
未亡人レジーナを演じるオードリーがスキー旅行からパリに戻ってくる場面から始まります。
旅装のレジーナが手に持つ鞄は、トランクの中に畳んでしまえるという「スティーマー・バッグ」
ドアマンに持たせたソフトラゲージもルイ・ヴィトンのものでした。
先述した「昼下がりの情事」や「シャレード」などオードリーの主演作に重用されたルイ・ヴィトンですが、
オードリーがプライベートでスペシャルオーダーしたというスピーディーは注目を集め、若い女性の間に大人気に!
当時ファッションアイコンとして日本でも有名だったオードリーは、後年日本人がパリのルイ・ヴィトン店に行列を作りました。
他にもあります!映画のなかにルイ・ヴィトン
「仁義」では主演のイヴ・モンタンがワードローブトランクを洋服ダンス代わりに。
「007/美しき獲物たち」でもルイ・ヴィトンのトランクが使われているのです。
そしてルキノ・ヴィスコンティ監督は大のルイ・ヴィトンファンで、「イノセント」「山猫」「若者の全て」などその作品の多くでルイ・ヴィトンを演出の小道具として使っています。
シャンパンのために作られたバッグ?
今も高い人気を誇るこの『ノエ』ですが、実はもともとシャンパンを運ぶために作られたものなのです。
ノエとはシャンパーニュ地方の製造業者がシャンパンを入れるために発注した、いわば巾着袋。
ちょうど5本のボトルが入るよう、デザインされているのです。入れ方は真っ直ぐ4本、中央に逆さまにしたボトルを1本の、計5本ものシャンパンボトルを入れることが可能です。いまの「ノエ」は小さなハンドバッグタイプや、ショルダーストラップをつけて持ち運べるようになって進化を遂げています。
今はヴィンテージブーム!
ここまで、アルマ、スピーディ、ノエと紹介してきましたが、まだまだヴィトンのバッグはたくさんあります。
特にこの3点は日本でバブル期の少し前から流行していました。バブル期を過ぎると同時にモノグラムのバッグの人気は下火になり、2000年頃には「少し古い型のバッグ」という認識が広がり、中古市場でも買取価格が安くなるなどの影響が出ていました。ところが2005年頃から、バブル期を感じさせるバッグやアクセサリーといったファッションが若い世代を中心に人気となり、
親世代のお下がりアイテムであるシャネルのゴールドカラーのネックレス、
グッチのバンブーコレクションなどが注目されるようになるヴィンテージブームが到来。
ルイヴィトンの古いタイプのバッグであるノエやパピヨン、モンスリなど多くのモノグラムバッグがリバイバルしました。
そのリバイバルブームは留まることを知らず、2023年もY2Kといって、2000年代初頭のファッションがリバイバルしているのです!その波はこれからも止まらないといいますか、時代は繰り返すという言葉に尽きる・・・
そんな気がしています。
ということで、ご自宅に眠っているバッグを次世代に「旅」をさせる、そんな気持ちで
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もちろんLOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)時計も高価買取に挑戦中!
バッグなどファッションアイテムをメインに取り扱うルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)からは、多くの時計が展開されています。ルイ・ヴィトンは、メンズ・レディースともに展開数が多いことが魅力ですよね。
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この記事を書いたのは…
査定士W
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