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為替もホリデーシーズン!金の動きは?

為替もホリデーシーズン!金の動きは?

お世話になっております。
こちらのコラムが公開される頃にはもう年の瀬ですね。
今年も色々な商品を買いました。
毎年家族の中で、今年のベストバイを決めています。
「食」は人間にとって欠かせない一部ですから、少し紹介したいと思います。
調味料部門で、1位に決まったのは「京都山田製油さんの金のごま油」です。
次いで、「山田錦 純米酢 吉川」
最後は「三幸食品さんの ふぐだし」
この3点は、とても気に入ったので今後も使い続けます。
新大久保に売っていたタブレットタイプのドライニンニクもノミネートされたのですが主演にもなるこの3点が今年のベストバイでした。

さて、今回のお題は
為替もホリデーシーズン!金の動きは?
気になりますよね、金の動き。
2023年12月の初めには10,699円まで上昇しましたが、
その後は下落傾向にあり、月末には10,242円まで下がりました。
この背景には何があったのか振り返ってみようと思います。

2023年に金が高騰した理由

1. 世界経済の先行き不安:新型コロナウイルスの流行やロシアによるウクライナ侵攻など、世界的な不確実性が高まったことが、安定資産の買い傾向を促進しました。
2. 地政学リスク:台湾有事などの地政学リスクが高まったことも、金相場の上昇に影響を与えました。
3. 円安傾向:FRBの利上げ継続と日銀の金融緩和継続を主因として大幅な円安が進行し、円の購買力が低下したことが、円建てである国内金価格を押し上げました。
4. 供給不足:金の供給量が需要に追いつかない状況も、金価格上昇の要因となりました。

1. 世界経済の先行き不安

新型コロナウィルスが与えた経済的影響とは?
1. 供給面のショック:人々の移動が制限され、生産活動や物流が停滞し、物資の不足が生じました。
これは、人同士のコミュニケーションが制限された結果です。
また、国際分業により形成されたサプライチェーンが途絶え、世界的に生産活動が低迷しました。
2. 需要面のショック:感染拡大の抑制のための外出制限や自粛、渡航制限の導入などに伴い、
人同士が接点を持つ対面サービスの需要が急減しました。観光や宿泊、航空などでは前例の無い規模で需要が縮小しました。
3. 所得・雇用面の影響:対面接触を行うサービス業を中心に雇用へも大幅な影響を及ぼし、米国では世界金融危機時を越え、1930年代の大恐慌時以来の失業率となりました。
4. 経済危機:新型コロナウィルスの感染拡大による経済危機、つまり、コロナショックは、フェイス・トゥ・フェイスのコミュニケーションの制限が本質です。
これらの影響は、新型コロナウィルスの感染拡大が世界的に広がった結果、全世界で経済が低迷するという異次元の経済危機に発展しました。
このような状況を、国際通貨基金(IMF)は「グレート・ロックダウン(大封鎖)」と表現しました。

2. 地政学リスク

「台湾有事」とは、中華民国(台湾)への軍事侵攻や台湾における大規模自然災害の発生など緊急事態のことを指します。
特に、中華人民共和国の人民解放軍が侵攻する事態を指すことが多いです。
日本政府はこの台湾問題に対して中立の立場を示していますが、今後の動きは注目していかないといけません。

3. 円安傾向

米国の金利が上昇すると、投資家にとってドルの魅力が増し、ドル高円安が進む傾向があります。
特に、米国の10月分CPIが事前予想を下回り、物価上昇率の着実な低下が確認されたことで米連邦準備制度理事会(FRB)が12月の次回米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利上げを見送るとの観測が強まりました。
また、日本銀行が金融政策の柔軟化を進めていることで、日本の金利が低下し、円安が進みました。

4. 供給不足

金の需要は宝飾品や投資、そして産業用途として存在します。
特に、金は安全資産としての需要が高まっており、地政学的なリスクや経済的な不安がある状況下では、金への需要が増大します。
一方で、金の供給は鉱山からの採掘に大きく依存しています。しかし、鉱山会社では金鉱山の開発案件がほとんど出ておらず、世界の年間金生産量は頭打ち状態です。

12月の金の高騰から、今の下がり傾向への分析

1.米国の利上げ期待:米国連邦準備制度理事会(FRB)は、2023年に利上げを3回行うとの見通しを示しました。
これにより、金よりも金利の高い資産に投資する動きが強まり、金の需要が減少しました。
2.新型コロナウイルスの感染拡大の鈍化:世界的に新型コロナウイルスの感染拡大が鈍化し、ワクチン接種が進んでいることから、経済活動の回復が期待されました。これにより、金のような安全資産への逃避需要が減少しました。
3.ドル高:ドルは、他の主要通貨に対して高値を更新しました。これにより、ドル建ての金は、他の通貨で購入する際に割高になり、金の需要が減少しました。

円高と金の価格下落の関係

金の取引は基本的にドル建てで行われ、日本ではドル建ての金価格を基準に価格が設定されます。したがって、円高・円安は金の価格を左右する重要な要因となります。
円高時:円高になると、ドル建ての金価格はそのままでも、円換算後の金価格は下落します。これは、円高時に輸入品の価格が下落するのと同じ理屈です。
円安時:円安が進むと、ドル建ての金価格に変動がない場合でも、日本での金価格は上昇します。これは、円安によって円の価値が下がり、ドル建ての金の価格が相対的に高くなるためです。

為替もホリデーシーズン!

月曜日がクリスマスで日本、中国などごく一部を除いて休場。特に欧米はほぼ完全に市場がお休みとなります。一般的な祝日は休みでもある程度取引がありますが、クリスマスなど一部は完全にお休みとなります。
こうした状況を前に、取引を手控える動きが見込まれます。昨日進んだドル売り円買いの調整がある程度入る可能性がありますが、基本的には落ち着いた動きが見込まれます。
ごくまれに大口の取引で相場が荒れる年がある点には要注意です。
この影響を受けて金相場にも依存する可能性があるので、今後も動向に注目です。

いかがでしたか?
金の動きについて、振り返ってみました。
金相場が下落しているといっても、推移は高いです。
売却のタイミングとしては、良い傾向なので
是非お近くのキタムラまで相談ください。
今回はここまで!それではまた!

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